「世界展開へ体制整える」上海拠点に続き香港法人設立2013.03.05

2013年3月5日付「繊研新聞」

「世界展開へ体制整える」上海拠点に続き香港法人設立-2013年3月5日の「繊研新聞」より-


戦前からプラスチックホックを扱う老舗メーカーのカジテック。上海拠点に続いて新たに香港法人を設立する。「メード・イン・ジャパン」にこだわりながら世界ビジネスを本格的に進める体制を整えつつある。

香港の現地法人は遅くとも夏には具体的な営業活動を開始する。ここ数年の間に、世界市場で展開を進める日本のブランドやアメリカのブランドなどがプラスチックホックを本格的に扱うようになり、その安定したフォローのため香港拠点が必要になってきた。

同時に有力欧米ブランドではアジアでのバイイングオフィスはいまだ香港に置いているケースも少なくないため、欧米ビジネスの深耕には欠かせない拠点と判断した。

プラスチックホックやボタンは金属に比べてまだ市場での扱いは小さい。特に欧米市場では95%以上が金属で占められている。

しかし、プラスチックホックは金属ホックと違って、爪の飛び出しの危険性も金属アレルギーを引き起こすこともなく、洗濯性も優れているなどの利点がある。

安心、安全を求める要望の高まりに応じて国内だけでなく、世界的に広がってきている。中でも子供服やユニフォーム市場などにひろがっており、欧米の大型ブランドとの取り組み画進行しつつある。

香港を軸に東南アジア縫製も視野に入れながら、独自の打ち付け機のフォーローやメンテナンス体制も整えて拡販する。香港でのビジネスが軌道に乗れば、東南アジアでの拠点設立も計画していく。

上海では10年以上前に法人化して、当初はメンテナンス中心だったが、今はプラスチックホックを中心に日系ブランドだけでなく、中高級品の中国現地ブランドとの取り組みが進行している。

青島、天津にメンテナンスセンターを設置しており、今後中国国内販の拡大にも力を注ぎたい。コストよりも安全、安心で、品質の優位性、メンテナンスの確かさが支持されており、今後もメード・イン・ジャパンで世界と勝負していく。

上海、香港ともプラスチックホックをベースに徐々にストック機能を拡大して供給体制の奥行きをつける。

昨年開発した210度の高温に耐え、糸付けボタンに見える新商品「サン・ボタンスナップ」が1年かけて確かな手ごたえをみせており、オリジナル商品の開発には今後も力を注ぎ、プラスチックホック分野での存在価値を鮮明にしていく。

今年は年頭から円安が進んでおり、原材料や中国での人件費の値上げなどもあって、値決めの判断が厳しく、商戦は遅れ気味に推移しているが、円安は我々にとっては決してマイナスではない。国内、上海、香港を連携させて世界ビジネスを進展させる。

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