サステ戦略を加速-2021年7月21日の「繊維ニュース」より-  

Jul. 21, 2021
THE SEN-I-NEWS

プラホックでゴミゼロ実現

服飾副資材商社のカジテック(大阪市中央区)はサステイナブル対応を加速させる。コードやゴムひもなど各種商品で再生原料使いを増やすほか、主力のプラスチックホックでも環境に配慮した取り組みと商品開発に力を入れていく。
同社の主力商品であるプラスチックホックを生産する提携工場では、余ったり床に落ちたプラスチックをゴミとして処理せず、全て製品に加工しており、ゼロエミッションを既に達成している。このアピールを強めるとともに、原料自体を再生原料などの環境配慮型に切り替える開発も今後進める。
備蓄するプラスチックボタンを在庫処分することもあるためその有効な再利用方法も模索していく。
梶浦社長によると、ホックなど服飾資材の分野でも海外ブランドを中心にサステイナブル商材への切り替え機運が高まっている。同社は海外市場向け比率を現状の2割から3割に引き上げる方針を持っており、サステイナブル商材への置き換えは同方針を実現するためのものでもある。
今年の5月からは月に2回のペースで取引先にサステイナブルにまつわる情報を提供する「カジサス広報」の配布を始めた。

今上半期は一昨年並みに

カジテックの今上半期(2021年2~7月)売上高は、ほぼ一昨年並みになる見込みだ。前年同期比では増収、利益横ばい。
前年同期は新型コロナウイルス禍で手芸用途が堅調だったものの大手SPA向けなどが落ち込んだ。下期からは徐々に回復し通期では悪環境ながら売り上げ、売上総利益とも5%減にとどめた。
下半期の商況は「非常に読みにくい」とした上で、原材料価格の高騰と不足を懸念する。必要に応じて値上げを実施するほか、備蓄の強化なども検討する。